究極のグラッパ

◆グラッパとは・・・
 グラッパとは、平たく言えばイタリアのブランデーですが、その製法はほとんどが、
ワインを醸造したあとの搾りかす、日本酒で言えば酒粕のようなものに糖分を添加して
再び発酵させ、それを蒸留したものです、したがって色々なワインのグラッパが存在し
ます。
 例えばイタリアの代表的ワインである「バローロ」や「バルバレスコ」のグラッパを
初め、デザートワインの「モスカート・ダスティ」やシャルドネのグラッパもあります

 しかし、先日ある展示会で滓ではなく、なんと発酵途中のワイン、いわゆる「ホイリ
ゲ」状態のものを蒸留して造られるグラッパ、「アクアヴィーテ」を発見しました。

◆究極のグラッパ「アクアヴィーテ」
 葡萄の搾りかすを原料とするグラッパに対して、アクアヴィーテは厳選された葡萄の
梗や皮をすべて取り除き、新鮮な果実だけを搾り、それをトネリコの大樽の中で発酵さ
せます。そして、発酵途中の一番香りがでているところで蒸留するという非常に贅沢な
作り方をしています。
 蒸留方法は「アクアヴィーテ」を造る数少ない蒸留元「ベッピトゾリーニ社」の初代
経営者ジュゼッペ・トゾリーニ氏が開発したベッピ・ドゾリーニ式と言われる独特の蒸
留法で、5層〜7層に分かれた円柱形の銅製の蒸留器を使用します、この蒸留器はその独
特の構造によって蒸留と中で出来る不純物と良質なアルコールや香り成分を蒸留途中に
分離することができるのだそうです、アクアヴィーテはこの蒸留器によってで3回蒸留さ
れ40度以上のアルコール度数まで高められます。

 面白いので、当店でも取り扱おうと思っています。興味のある方はご連絡くださいま
せ。