概要
「シャトー デ ゼサール」は、フランスのシュド・ウェスト(南西地方)に属するベルジュラックAOC(原産地呼称統制)地域で1929年からワイン造りを行っている生産者です。ベルジュラックはボルドーの東約100kmに位置し、ボルドーAOCの境界からわずか2kmしか離れていないソーシニャック(Saussignac)の畑を所有しています。この近さにもかかわらず、ボルドーとは異なる独自のアイデンティティを持ち、高品質かつコストパフォーマンスに優れたワインで知られています。
歴史
創業
1929年、現在のオーナーであるパスカル・キュイセ(Pascal Cuisset)の祖父アルベール氏がフランス北部からベルジュラックに移住し、ワイン造りを開始しました。
近代
アルベール氏の息子レオンス氏が事業を拡大し、1982年にパスカル氏が兄ローラン氏とともに参画。以降、パスカル氏がオーナー兼醸造家を努めています。
特徴
畑
自社畑は約60ヘクタールで、ソーヴィニヨン・ブラン(約25ヘクタール)を中心に、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック、ソーヴィニヨン・グリ、ピノ・ノワールなど多様な品種を栽培していますが、毎年新たな品種を植えるなど革新的な試みを続けています。
栽培方法:
オーガニック認証は取得せず、リュット・レゾネ(減農薬農法)を採用。パスカル氏は「ボルドー液(銅と硫黄)は土壌に残留し、自然環境に悪影響を与える」とし、必要な分だけオーガニック肥料を使用することでブドウの健康と病害耐性を高めています。
醸造:
白ワインではソーヴィニヨン・ブランとミュスカデル、酵母などをブレンドし、夜間収穫や低温圧搾でフレッシュさを追求。
赤ワインではメルロー主体にカベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フランを使用し、発酵前のスキンコンタクトを採用。「ブドウの味わいは皮にある」とし、収穫時期も分析表ではなく自身で味わって決定します。
パスカル曰く
「私の工場は外にある!(畑が全て)」
「畑に足を踏み入れなくなったときが、私がワイン造りをやめるときだ」
「品質のために良いと思ったものは全て取り入れる」 彼はニュージーランドの「クラウディ・ベイ」のソーヴィニヨン・ブランに感銘を受け、「世界にない独自のソーヴィニヨン・ブラン」を目指し、伝統に縛られない自由な発想でワイン造りに挑んでいます。
商品番号3778a
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