その九

星の下で宴会
 今回の参加者は、郵便局のI氏とH氏、そして現地の近くの実家で隠居してい
るN氏、Kさんが子供連れで。
 お昼の1時頃出発して、途中で買い物をし、現地に行きます。
 山の夕暮れを楽しみながら乾杯!
 今回は大黒正宗の純米吟醸と東長の慶紋を持っていきましたが、まず一発
目は大黒から抜栓、料理長のI氏がサーモンのお刺身と、マグロのキムチ和え
を出してくれましたが、これが大黒にぴったりで、ベリーグッド!
 器も、最近陶芸に懲りだしたI氏お手製のぐいのみで、とぐろを巻いている
蛇の上に器部分が乗っているという形のもので、これは「うわばみ」という意
味でしようか?
 でもなかなか味があっていいです。
 ちなみに、お料理を載せていてる平皿もI氏の手によるものです。
 子供もサーモンは大好きですから、パクパク食べます。
 屋外で、ひとしきり飲むと、夜もとっぷりと暮れてきました。
 今度は室内に入って、うどんすきをしながら一杯!
 大黒はすぐになくなってしまい、それから東長にバトンタッチです。
 これはうどんすきに良く合います。
 そろそろ、夜が深く暮れていくと、星が出てきました。
 この山小屋の良いところは星空です。
 周りが山に囲まれていて、人工の光がまったく無いため、星空はすごくき
れいに見ることができます。
 星を眺めながら、星見酒と洒落こみました。
 陽はとっくに暮れているのですが、全部の明かりを落としても、星明かり
で、周りはうっすらと見えるほどです。
 風もあまりないので、蝋燭をともして、酒をちびりちびりと呑むのはまさ
に魂の洗濯ですね。
 そのまま、12時頃まで、呑んで寝ました。
 翌朝、7時前に起き出した私は、取りあえず風呂を焚きました。
 以前にもお話しましたが、山小屋の風呂は、ステンレス製の大型で、直火
で炊くように出来ています。元郵政省N氏苦心の作です。
 私の家も私が子供の頃は薪で風呂を焚いていましたので、こういう作業は
懐かしいものがあります、先に燃えやすい紙や杉の葉を敷いて、その上に細め
の薪を載せていき、火をつけると順番に燃えていくようにします。
 細い薪に充分火がつけば、その上に太い薪を載せて本格的に火を強くして
いくと簡単に火を起こすことができます。
 私の子供の頃は煙草を包装していたパラフィン紙(湿気を防ぐためにパラ
フィンという人工の蝋をしみ込ませた紙)を点火につかいましたが、あれは良
く燃えたものです。
 一汗かいていると、I氏が起き出してきて山に生えているムカゴをとってき
て、一緒に炊いてムカゴごはん、それを握ってムカゴにぎり飯を作ってくれま
した。
 周りが山に囲まれていて、人工の光がまったく無いため、星空はすごくき
れいに見ることができます。
 星を眺めながら、星見酒と洒落こみました。
 陽はとっくに暮れているのですが、全部の明かりを落としても、星明かり
で、周りはうっすらと見えるほどです。
 風もあまりないので、蝋燭をともして、酒をちびりちびりと呑むのはまさ
に魂の洗濯ですね。
 そのまま、12時頃まで、呑んで寝ました。
 翌朝、7時前に起き出した私は、取りあえず風呂を焚きました。
 以前にもお話しましたが、山小屋の風呂は、ステンレス製の大型で、直火
で炊くように出来ています。元郵政省N氏苦心の作です。
 私の家も私が子供の頃は薪で風呂を焚いていましたので、こういう作業は
懐かしいものがあります、先に燃えやすい紙や杉の葉を敷いて、その上に細め
の薪を載せていき、火をつけると順番に燃えていくようにします。
 細い薪に充分火がつけば、その上に太い薪を載せて本格的に火を強くして
いくと簡単に火を起こすことができます。
 私の子供の頃は煙草を包装していたパラフィン紙(湿気を防ぐためにパラ
フィンという人工の蝋をしみ込ませた紙)を点火につかいましたが、あれは良
く燃えたものです。
 一汗かいていると、I氏が起き出してきて山に生えているムカゴをとってき
て、一緒に炊いてムカゴごはん、それを握ってムカゴにぎり飯を作ってくれま
した。
 これは美味しく、子供たちもすごい勢いで食べていました。
 その後家族でお風呂をいただき、子供と遊びました。
 いわゆる探検ごっこというやつです。
 山の中で沢などに連れていきました。
 沢に行って石を一つのけてみると、沢蟹がいました。
 「ホラ、蟹さん」
 といって、蟹を手のひらに載せると、蟹のお腹から小さな蟹がたくさんも
もぞもぞと出てきました。
 「蟹の子供だ」
 子供たちは目を見張っています。なかなか良い物を見せてやることが出来
ました。
 蟹はそのまま放流し、小屋にもどって残っていたワインをチビチビやりま
して、一眠り、酔いが醒めた頃に帰路につきました。

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