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2018年05月14日 記事
お酒はどれくらい日もちしますか?

2018年05月14日(月)

日本酒は、どれくらい日ちしますか?


店主
あまり知られていませんが日本酒には賞味期限がありません。

ビックリですね。

どれくらい日持ちするのか、ズバリ好みです^^;

そう言ってしまうと元も子もないので、もう少し詳しく書きますね。


一般的に、出荷された時の味は普通の状態では半年くらいですが、お酒の熟成は温度が高いほど早く進みます


同じお酒でも冷蔵庫で保存しているもと常温で置いているものでは、熟成速度も全然違います。


熟成が進むとアミノ酸と糖分が結合するアミノカルボニル反応が起こります。そうすると少しづつ黄色い色がついてきて最後は茶色くなってきます。

これはお醤油や味噌やウスターソース、紹興酒と同じです。

すると特有の香が出てきます。

この香は人によっては良い香だったり、あまり好ましくない香だったりします。

というわけで「好み」なのです。

ただ、お酒は光、特に紫外線が当たると味を構成する分子構造の一部が壊れ、予期せぬ変質を起こしてしまいますので、暗い場所に置くことはどちらにしても必要です。

ワインと違い日本酒は、ほとんどの場合、製造元が良いと思った状態で出荷されます。
ですから、製造元の意図をそのまま味わいたいのであれば、できるだけ早い時期に、冷蔵されたものを飲むのが好ましいと思います。
ただ、寝かせたほうが美味しいものが中には存在します。

製造元も予期せぬ素晴らしい味わいになったお酒を私は何度か飲んだことがあります。
これも日本酒の魅力の一つと思うのです。




ちなみに製造年月日が印刷されていますが、実はほとんどのお酒がラベルを貼った日が製造日になっています。
ですから、お酒が出来てからどれくらいの日にちがたっているかは、実はラベルからでは分からないのです。

お酒によっては、醸造年度を書いているものがあります。
BYと書いているのがそうです。

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